どうして婚約指輪は給料3か月分なの?

婚約指輪というと、「お給料の3か月分」のダイヤモンドをつけるというイメージがありますね。

では、お給料の3か月分という基準は、どこから出てきたのでしょうか。

そもそもの始まりは、婚約指輪を普及させたかったダイヤモンド会社の戦略です。

あるダイヤモンド会社が、カップルをメインにストーリー仕立てでCMを作り、その中で婚約指輪を贈る際に使ったのが、「給料3か月分の婚約指輪」だったのです。

このCMは、日本国内で非常に話題になり、インパクトが強く残りました。

ただ興味深いのは、同じダイヤモンド会社は、ヨーロッパでは「給料2か月分」、アメリカでは「給料1か月分」と銘打って、同じような内容のCMを繰り広げていたのです。

ということは、婚約指輪として設定しているダイヤモンドの指輪に、一定の相場を見込んでいるように感じられますよね。

このCMが作られた当時の1970年代、円とドルの関係は、1ドル250円ほどとなっていました。

そして、日本の1か月の平均給与も、ある程度高まってきていました。

そこでCMを作ったダイヤモンド会社が注目をしたのが、もともと日本にあった、結納金です。

結納金は給料の3か月分と言われており、当時の平均給与3か月分を1ドル250円で計算をすると、婚約指輪としてかなり大きなダイヤモンドを付けたリングの価格と、ほぼ同等になったようです。

そのことで、ダイヤモンド会社は、婚約指輪に給料3か月分のダイヤモンドを付けてみましょうというCMを大々的に放送していくこととなりました。